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てんてん
コンサル×ブロガー
平成元年生→デブ→建築学生→Web系事業会社→経営コンサルタント(MGR)|幕張ベイパークと東京×中古×駅近の区分マンション投資で借金1億超|年300万を株式100%投資(ほぼ米国株)|自分の市場価値の高め方やコンサルスキルを活かした資産づくりを研究中

【まとめ記事】幕張の埋立てから幕張ベイパークができる驚異的な発展の歴史

目次

本記事でわかること

最近の幕張はマンションの開発で盛り上がっているけど、元々どんな街なのかなー?

こんな疑問に対して、研究結果をレポートしてます。

  • 本記事でわかること
  1. 幕張の昭和時代
  2. 幕張の平成時代
  3. 幕張の令和時代から現在

埋立て時から比べると爆発的に進化していて、調べてみても面白かったよ!

幕張ベイパークができるまでの歴史

戦後の1945年、食料増産のため緊急開拓事業のひとつに幕張の埋立てが決まり、1980年の埋立て工事完了以来、幕張新都心は当時から先進的な取組に数多くチャレンジしてきました。

1986年には海浜幕張駅ができるなど、特徴的なハード施設の整備に始まり、未来技術の実装に向けた取り組みも進んでおります。

そんな幕張新都心の歴史を時系列順にまとめてみました。

  • 参照先は千葉市公式ページより

昭和時代:1945(昭和20年) ~ 1988(昭和63年)

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1945(昭和20年)

東京湾に残された数少ない臨海部の埋立ては戦後すぐに始まる

1945年に政府は食料増産のための緊急開拓事業のひとつとして幕張の埋立てを閣議決定

事業目的は中小工場用地造成に変更され、1964年に60haの造成が完成

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1967(昭和42年)

都心部から30km圏、広大な埋立ての可能な稲毛、検見川、幕張に計画人口24万人の海浜ニュータウン建設が計画される

経済発展と急速な首都近郊のスプロール化に対して都市を計画的に誘導し、良好な住宅地として整備することを目指す

出典:千葉市の公式ページ
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1973(昭和48年)
  • 海浜ニュータウン幕張地区埋立て着工
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1975(昭和50年)
  • 「幕張新都心(A地区)基本計画」を発表

業務中枢機能の東京一極集中に歯止めをかけることを目的に、住宅中心の土地利用計画を大幅に見直し

業務機能をもつ新都心を建設することを決定

現在の幕張新都心を構成する業務研究・タウンセンター・住宅・海浜公園などの要素が出揃う

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1976(昭和51年)
  • 「学園のまち」構想を発表
  • いなげの浜がオープン(日本初、世界で2番目の人工海浜)

1976年の「千葉県新総合五ケ年計画」は、千葉圏内における進学率の上昇、学生数の増加に対応して幕張新都心に教育文化機能を充実させる「学園のまち」構想を示す。

1981年より順次、大学、高校などの文化・教育施設が立地し、文教地区を形成される。

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1980(昭和55年)
  • 幕張地区埋め立て工事完了

湾岸道路や東関東自動車道、JR京葉線等のインフラ整備が急速な開発が進む

1980年には埋め立て造成工事が完了し幕張地区が海から姿を現す

一方で、埋め立てで失われた自然を取り戻すべく人工海浜が設けられ、前年に「幕張の浜」がオープン

出典:千葉市の公式ページ
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1982(昭和57年)
  • 東関東自動車道(宮野木~市川)開通
  • 幕張メッセ構想を発表
  • 千葉スタジアム構想を発表
  • 千葉県総合教育センター進出

知事が幕張メッセ建設構想を発表し、「幕張メッセ成立可能性調査」が始まる

千葉市は千葉スタジアム構想を発表

  • 横浜市は「みなとみらい21」計画(計画面積186ha)を発表
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1983(昭和58年)
  • 千葉新産\業三角構想策定(基幹プロジェクト)
  • 幕張新都心事業化計画策定〈千葉新産業三角構想〉

「幕張新都心構想」「かずさアカデミアパーク構想」「成田国際空港都市構想」の3つを基幹プロジェクトとした「千葉新産業三角構想」が決定

東京と成田の中間に位置する幕張は、業務機能の集積を核とした新都心として構想される

その開発誘導施設として幕張メッセを位置づける「幕張新都心事業化計画」も同年発表

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1985(昭和60年)
  • 幕張メッセ施設基本計画策定
  • 放送大学オープン
  • 幕張新都心都市施設基本計画策定

「幕張新都心都市施設基本計画」は、幕張新都心を21世紀にふさわしい都市として整備していくために特に都市施設に着目

交通輸送計画、環境整備計画、都市整備計画について具体案を作成。現在の幕張新都心の土地利用の骨格が完成

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1986(昭和61年)
  • 海浜幕張駅開設(JR京葉線千葉みなと~西船橋開業)
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1987(昭和62年)

幕張海浜公園オープン

新都心のオアシス、幕張海浜公園の中央地区がオープン

海浜公園は総面積72ha、日比谷公園の約4倍。

つのブロックに分かれ、海、緑、スポーツ、国際交流などのテーマごとに整備され、民間活力を利用した「海のシルクロード・ファンクルズガーデン」の導入が決定

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1988(昭和63年)
  • 幕張新都心まちづくり協議会発足
  • 幕張新都心環境デザインマニュアル策定

日本IBM、セイコー電子工業など業務地区の立地企業選定と分譲が始まる

同時に、進出企業を中心に、幕張新都心まちづくり協議会が発足

平成時代:1989(平成元年) ~ 2018(平成30年)

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1989(平成元年)
  • 幕張メッセオープン
  • 幕張新都心に拡大地区を編入
  • 東京ガス、地域冷暖房供給開始

本都市10月に幕張メッセが完成

  • 私の誕生年月が一緒w

幕張新都心は名実ともに国際コンベンション都市として誕生

同月、第28回「東京モーターショー」がメッセで開催され、史上最高の15カ国が参加

192万人が訪れた。東京ガスの地域冷暖房も供給開始

出典:千葉市の公式ページ
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1990(平成2年)
  • JR京葉線全線(蘇莪~東京)開業
  • 千葉マリンスタジアムオープン
  • 幕張テクノガーデンオープン
  • 日本庭園「見浜園」オープン
  • 幕張新都心住宅地事業計画策定
  • 海外職業訓練協会進出

幕張メッセの海側に総面積(延床)4万4782平方メートル、3万人収容という国際級規模の千葉マリンスタジアムがオープン

92年からは千葉ロッテマリーンズのホームグラウンドとなる

その他、アメリカンフットボール、コンサート、市民祭などを中心に、幕張海浜公園集客の原動力

出典:千葉市の公式ページ
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1991(平成3年)
  • 千葉業務核都市基本構想(幕張新都心含む)が承認
  • ワールドビジネスガーデン(WBG)オープン
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1992(平成4年)
  • 日本都市計画学会「石川賞」を受賞

幕張テクノガーデンのオープンを皮きりに、業務地域の建設が順調に進み、一般開放施設も次々にオープン

幕張新都心の総合的な街づくりに対して92年に日本都市計画学会賞石川賞が千葉県が受賞(自治体では初受賞)

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1994(平成6年)
  • 幕張ベイタウンの分譲開始
  • 幕張メッセ拡張計画発表

バブル崩壊によりタウンセンター地区(商業地区)の進出企業の撤退、計画の遅れなどが表面化

住宅地区は計画より1年遅れの1994年5月、M2街区の一期分譲を開始

幕張方式といわれる土地転貸借権付分譲住宅方式が注目を集め、最高367倍の応募倍率

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1995(平成7年)
  • 住宅地区「幕張ベイタウン」入居開始
  • 幕張ベイタウンに打瀬小、中学校開校

幕張ベイタウンの第一期として、パティオス1番街~6番街の入居者704戸、1800人が3月に入居開始

4月には住宅地区に打瀬小、中学校開校、97年には海浜幕張駅との間をベイタウンバスも開通

開かれた生活複合都市として成熟の第一歩を踏み出す

出典:千葉市の公式ページ
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1996(平成8年)
  • 幕張総合高校開校
  • メッセモール完成
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1997(平成9年)
  • 「パルプラザ幕張」オープン
  • 幕張メッセ国際展示場9~11ホールが増設オープン
  • ベイタウン高層街区、超高層街区に着手
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1998(平成10年)
  • 幕張ベイタウンに商業施設棟オープン
  • 「幕張新都心第2ステージ推進方針」の策定
  • 幕張新都心拡大地区将来ビジョン検討委員会設置

本格的な整備をはじめて10年目を迎えた幕張新都心、3つの都市像の形成を目指した「幕張新都心第2ステージ推進方針」を策定

  1. 「世界の人、モノ、情報がいきかう国際交流都市」
  2. 「未来型産業を育成する先導的な産業創出都市」
  3. 「多くの人が寄り集う新しい文化創造都市」

さらに長引く不況の影響で企業立地が遅れていた拡大地区について「幕張新都心拡大地区将来ビジョン検討委員会」を設置

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1999(平成11年)
  • 幕張新都心が10周年
  • 「アジア経済研究所」開設
  • 幕張ベイタウンがグッドデザイン賞施設部門のアーバンデザイン賞を受賞
出典:千葉市の公式ページ
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2000(平成12年)
  • マリーンデッキ完成
  • タウンセンター地区・拡大地区に大型商業施設が次々オープン

土地貸付事業制度を活用し、大型商業施設の誘致により、幕張新都心の賑わいが創出

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2001(平成13年)
  • 幕張ベイタウンに海浜打瀬小学校開校
  • 幕張ベイタウンの人口1万人超える
  • (財)千葉県産業振興センターが幕張サロンを開設
出典:千葉市の公式ページ
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2002(平成14年)
  • 千葉港港湾計画に旅客船ふ頭の位置付
  • 幕張ベイタウン・コアがオープン
  • 幕張ベイタウンに初の保育園「打瀬保育園」が開園
  • 海浜幕張駅前に「シネマ・コンプレックス」誕生
  • 拡大地区に日産(株)の進出が決定
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2003(平成15年)
  • 拡大地区に、日産自動車のカーショップ「カレスト幕張」がオープン
  • 住宅地区「幕張ベイタウン」の住宅供給戸数が5,000戸を超える
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2004(平成16年)
  • 若葉看護高校が幕張総合高校と統合
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2005(平成17年)
  • タウンセンター地区に「ROOM DECO かねたや」オープン
  • ガーデンウォ~ク幕張の増床棟がオープン
  • 拡大地区に「東京インテリア家具幕張店」がオープン
出典:千葉市の公式ページ
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2006(平成18年)
  • 幕張ベイタウンの人口2万人を超える
  • 幕張ベイタウンに「美浜打瀬小学校」が開校
  • 文教地区に「JA共済連幕張研修センター」が開所
  • 拡大地区に「さくら広場」がオープン
  • マリンスタジアム横に「マリーンズ・ミュージアム」がオープン
  • 幕張メッセの来訪者が1億人を突破
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2007(平成19年)
  • 幕張ベイタウンに「みらい保育園」が開園
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2008(平成20年)
  • タウンセンター地区に「スーク海浜幕張」及び「aune幕張」がオープン
  • 文教地区未利用地マスタープランを策定
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2009(平成21年)
  • 幕張新都心20周年を迎える
  • 幕張インターナショナルスクールが開校
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2010(平成22年)
  • 幕張新都心豊砂地区進出事業予定者を決定
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2011(平成23年)
  • 幕張ベイタウンに「茶々まくはり保育園」が開園
  • 同地区に「みはま病院」が開院
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2012(平成24年)
  • シーサイドデッキ完成
  • 千葉港の千葉市民花火大会が幕張新都心の「幕張ビーチ花火フェスタ」として進化
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2013(平成25年)
  • 幕張新都心中心地区景観デザイン基準運用開始
  • タウンセンター地区内に「QVCスクエア」がオープン
  • 豊砂地区に「イオンモール幕張新都心」「東京ベイ先端医療・幕張クリニック」がオープン
  • JR海浜幕張駅直結の「ペリエ海浜幕張」がオープン
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2014(平成26年)
  • 「千葉市幕張新都心サテライトオフィス」開設
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2015(平成27年)
  • 若葉住宅地区の事業予定者が幕張新都心若葉住宅地区街づくりグループに決定
  • 幕張海浜公園にて「レッドブル・エアレース・千葉 2015」が日本初開催
  • 幕張海浜公園D・Eブロックが「JFAナショナルフットボールセンター」の建設候補地
  • 幕張メッセが東京2020オリンピック、パラリンピック競技大会会場となることが決定
  • 三井アウトレットパーク幕張がグレードアップオープン
  • 「幕張新都心拡大地区新駅設置調査会」を設置

若葉住宅地区の新しい街づくりにおける3つの特徴がある

  1. 全米NO.1建築事務所・ZGFアーキテクツが参画、地域特性を活かした「コミュニティ形成」を促す街づくり
  2. ミクストユース(複合利用)設計により「街の賑わい」という都市価値を醸成
  3. ドローン宅配などの先端技術を活用した「次世代の生活インフラ」構築推進
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2016(平成28年)
  • 千葉市が「東京圏国家戦略特別区域」に追加指定
  • 千葉市総合政策局総合政策部政策企画課幕張新都心室が「幕張新都心課」へ改組
  • 千葉県企業庁が「千葉県企業土地管理局」へ改組
  • 千葉マリンスタジアムの新名称が「ZOZOマリンスタジアム」に決定
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2017(平成29年)
  • 海浜幕張駅南口駅前広場にて「オリンピック・パラリンピック3年前イベント」を開催
  • 若葉住宅地区の第1期販売開始
  • 若葉住宅地の地域コミュニティ施設「MAKUHARI NEIGHBORHOOD POD」オープン
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2018(平成30年)
  • 千葉市シェアサイクル実証実験を千葉都心、幕張新都心にて開始
  • 「幕張新都心」が「次世代に残したいと思う『ちば文化資産』」に選定
  • 幕張新都心拡大地区新駅の基本協定締結
  • 幕張ベイパークエリアマネジメント(通称:B-Pam)の設立

令和時代:2019(令和元年) ~ 現在

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2019(令和元年)
  • 千葉県企業土地管理局が「千葉県企業局」へ改組
  • 幕張ベイパーク(若葉住宅地区)の最初の街区「クロスタワー&レジデンス」の入居開始
  • 幕張ベイパークにて「イオンスタイル幕張ベイパーク」がオープン(街びらき)
  • 海浜幕張駅前広場にて「幕張新都心イルミネーション2019/2020」開催
  • 日本サッカー協会が運営する高円宮記念JFA夢フィールドが幕張海浜公園内に竣工
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2020(令和2年)
  • 幕張新都心拡大地区新駅の本格着工
  • 「幕張温泉 湯楽の里」がオープン
  • 幕張ベイパークの二棟目「スカイグランドタワー」竣工

まとめ

幕張エリアは埋め立て地から始まり、東京都心と成田空港各々へ30分という優れた立地条件を有しており、幕張新都心として都市計画が策定されたことがわかりました。

幕張新都心は千葉県が1973年から千葉市幕張地先に埋立造成した土地に職/住/学/遊の複合機能の一体的に集積した未来型の国際業務都市の形成を目指している都市です。

1991年には、千葉業務核都市の業務施設集積地区にも位置付けられています。

現在は、主要駅が海浜幕張駅就業者・居住者・就学者及び新都心への来訪者を合わせると日々約23万人の人々が活動する街となっています。

幕張新都心の基本コンセプト
・幕張メッセを核とした国際的な業務機能の集積
・先端・成長産業の中枢的業務機能及び研究開発機能の集積
・先端技術産業に対応する高度な人材を育成する学術・教育機能の集積
・新しい時代の社会的ニーズやライフスタイルに対応した快適で魅力的な居住環境の実現

(基本)「企画・研究のための人材や研究養成施設の誘導」
(三角)「東京指向型の就業構造を改善し、県民に対し多様な職場を提供」「成田空港・千葉港等を背景に国際的な業務機能を育成」
(核)「世界に開かれた首都機能の一部を担う広域的な機能の受け皿」
(第2)「世界の人、モノ、情報がいきかう国際交流都市」「未来型産業を育成する先導的な産業創出都市」
(核)「緑豊かでうるおいのある快適な生活環境を有する居住機能」
(第2)「21世紀の都市型ライフスタイルをリードする住宅地区の形成」
(三角)「教育文化施設を積極的に導入するとともに、科学技術立国の方針にあわせた高度な人材の育成」
(第2)「新しい産業に対応できる人材の育成と国際的な研究、教育、研修、文化機能の促進による交流拠点の形成」
(三角)「臨水環境を生かし、広く県民の利用に資する健康的なレクリエーションの場を提供」
(事業)「高次な都市的レクリエーション空間の創出」
(第2)「多くの人が寄り集う新しい文化創造都市」
職・住・学・遊に関する各種計画での記述
  • (基本):幕張新都心基本計画(1975)
  • (三角):千葉新産業三角構想(1983)
  • (事業):幕張新都心事業化計画(1983)
  • (核):千葉業務核都市基本構想(1991)
  • (第2):幕張新都心第2ステージ推進方針(1998)

そして幕張新都心の中で首都圏最大規模の街づくりとして幕張ベイパークができました。

最近ではミッドスクエアタワーの情報が公開され、この街の発展は歴史からみても今後も続くことは間違いないかと思います。

もちろん幕張ベイパークに住む者としては今後も期待しております。

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